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Léonie Watson 推薦状

今ほど、W3Cには、豊富な経験と冷静な判断力を備え、コンソーシアムを将来に向けて導くことのできる理事会が必要だと強く感じる時はありません。AIはW3Cに機会とリスクの双方をもたらす大きな転換点です。さらに、不安定な世界経済を背景として、CEOの交代、会員数の減少、そして現在直面している財政難は、いずれもコンソーシアムに影響を及ぼす重要な課題です。

2024年に理事に再選されて以来、私はInstitute of Directors(IOD)の「Certificate in Company Direction」を取得しました。IODは、勅許に基づく取締役資格を提供する世界で唯一の組織です。このCertificateは学位水準の資格であり、取締役の法的義務と個人責任、実効性の高い理事会とそうでない理事会の違い、理事会が財務情報をどのように読み解き、精査すべきか、そして理事会レベルで戦略をどのように策定し、その成果を測定するかを扱っています。

IOD Certificateは、国際的なコーポレートガバナンスを学ぶための独立した基礎資格であり、さまざまな組織で社外取締役を務めた経験を持つ講師が指導します。この資格を取得したことで、過去20年間にわたり国内外の非営利団体の理事を務めてきた私自身の経験を、W3Cにも通用する、世界的に認められたベストプラクティスに基づいて確かなものとすることができました

W3Cには、技術とプロセスに関する深い専門知識が十分に備わっています。しかし、理事会に求められるものはそれとは異なります。技術的な理解がそれほど必要でないということではなく、それに加えて、判断における特有の規律が求められるのです。実効性の高い理事会には、不確実な状況や詳細な情報が不足している状況でも意思決定できる人、信頼を損なうことなく精査し、異議を唱えられる人、いつ細部から一歩引くべきか、そしていつ引くべきでないかを理解している人が必要です。また、組織全体にわたるリスクと機会を比較検討して優先順位を付け、あらゆる意思決定において組織の長期的利益を最優先に据えられる人も必要です。

W3Cはこれまでにも混乱を乗り越えてきました。それができたのは、テクノロジー、市場、あるいは組織そのものが変動する中でも、ガバナンスが揺らぐことなく機能し続けたからです。私がW3Cとともに今後も築いていきたいのは、まさにこのようなガバナンスであり、その実現に向けて皆様のご支援をいただければ幸いです。しかし、誰に投票するにせよ、意見が一致しない時でも協力して取り組めるスキルと能力を持つ人を選んでいただきたいと思います。W3Cが目の前の機会を生かし、リスクを軽減するためには、理事会が全力を傾けて取り組む必要があるからです。

ありがとうございました。