Léonie Watson 推薦状
SME (small to medium enterprise)とはイギリスやヨーロッパで使われている用語で、従業員数が250人以下、売上高が5000万ユーロ以下の組織のことを指し、もしくは日本語で中小企業のことを指す。W3Cは、これからSMEになろうとしていて、非営利団体として501 (C) (3)ステータスを申請する予定がある。
SMEと非営利団体両方の経験を持っている人がW3Cの理事会に含まれていることが重要である。また、小規模な会員組織がW3C理事会に代表されることも重要である。
私は2009年から2つの中小企業(NomensaとTPG)の取締役を務め、現在は3つ目の企業(TetraLogical)の創業者兼オーナーをしている。この3つの組織はすべてW3Cのメンバーである。
Nomensaはブートストラップ型企業で、シード資金、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタルの支援を受けず成功した代理店となった。2013年に私が退社する頃には、従業員数は約40名、売上高は数百万ポンドに達していた。Nomensaで取締役として、財務計画と説明責任、人事政策、法的デューデリジェンス、リスク分析、組織の回復力などを経験することができた。
TPG、現在のTPGiは、アメリカに本社を置き、イギリス、ヨーロッパ、アジア、オーストラレーシアにチームを持つアクセシビリティ・エージェンシーである。2017年に投資会社に買収され、2019年初頭に私が退社する頃には従業員数は約35名、年間売上高はW3Cに匹敵する規模になっていた。TPGで取締役として、国際的な雇用契約、多文化な人事政策、多様なステークホルダーとの合意形成などを経験することができた。
次に、私は2019年に資金援助や投資を受けずにTetraLogicalを設立した。現在、従業員は9名(まもなく10名)、昨年は初めて年間売上高100万ポンド超を達成した。TetraLogicalで取締役を務めたことで、キャッシュフロー、給与計算、福利厚生と年金、保険契約、職務内容、採用、人事管理、商業契約交渉、運営準備金、グッドガバナンスなど、中小企業経営のあらゆる側面を経験することができた。
また、2005年から2010年まで非営利団体(British Computer Association of the Blind (BCAB))の理事を務め、それ以降2014年まで理事長を務めていた。BCABの理事および理事長を務めたことで、非営利団体に関連する法律、政策、受託者責任、ボランティア従業員の管理、限られた資金や資源で成果を上げることなどを経験することができた。そして、私は2016年から今までW3Cのアドバイザリーボードに務めている。
このようにして、私は15年以上にわたってW3Cのような組織の理事を務めてきた。私は、何度もそれを繰り返してきたので、課題やチャレンジ、および解決策も十分理解していると思う。
そして何より、W3Cの未来を信じ、すべて必要とされる困難な仕事をこなす覚悟を持っている。